米国の大手比較サイトShopzillaを運営するScripps Networks Interactive Inc.が2008年10-12月および2008年通期の業績を発表。Shopzillaが属する同社のInteractive Services部門(Shopzillaの他にイギリスにおけるガス・電気・自動車保険などの比較サイトであるuSwitch等を運営)の売上高は昨年比8.6%増の$278 million(約264億円)、利益は同70%増の$67.7 million(64億円)となった模様。
同社は同時に2005年に$525 millionで買収したShopzillaの時価評価に基づき今回$244 million(約232億円)の特別損失を計上したことも発表した。
毎回驚かされることは欧米における比較サイトの事業規模。Shopzilla、uSwitchを含めいくつかのサイトの合算とはいえ200億円を超える売上規模は今の当社や他の国内比較サイトのどれと比べても非常に大きい。ましてや米国ではShopzillaクラスの大型比較サイトがShopping.com、NexTag...と複数あるので市場規模は米国だけでも既に1000億円は楽に超えているといえよう。人口や言語によるそもそもの規模の違いはあるといえど米国をみていると日本の比較サイトの市場規模もECおよび比較サイトの更なる普及によりまだまだ大きくなりそうだ。
今回僕にとって興味深かったのはScripps NetworksのCFO Joe NeCastro氏のShopzillaについての下記コメント。
- Scripps Networks Interactive Inc. is “recalibrating” its online-shopping business, Shopzilla, adding more merchants and product reviews to the features already available on the e-commerce site.
- Our plan is to make Shopzilla a far better consumer experience,”
- the goal is to offer “compelling content” that will engender consumer loyalty to the site
- It's intended to make Shopzilla more than just a search engine for the lowest priced products.
- "If you're just a middleman, you get squeezed out,”
- With the new strategy, “you're creating something that's a lot more sustainable down the road.”
端的にいうと、Shopzillaは今後「価格の比較ができるだけの単なるサーチエンジンからユーザーがもっと(Shopzillaを)利用したいと思える強いコンテンツ・サービスを付加していく」方向にあるということか。さもないと「ミドルマンであるCSEは(最終的には存在価値がなくなり)退場させられる」可能性があるということ。僕らが考えていることとも非常に近くとても共感が持てた内容だ。
それにしても米国の景気低迷は日本以上に?厳しそう。前述の同社Interactive Services部門の10-12月期の売上は前年同期対比で何と11%のダウン。 クリスマス商戦があるこの需要期に(成長を続ける)”Eコマース”の世界でもこれだけ落ち込むということは消費低迷が想像を超えるレベルでおきているということか。。